野菜の中でも群を抜いてビタミンA(β‐カロテン)が豊富な大葉。
カルシウムやカリウムなどの栄養も多く含んでいるため、
他の野菜に比べてミネラル成分をバランスよく摂ることができます。
香りが良く、日本のハーブとも言える大葉には私たちのカラダにとって
うれしい栄養素がたっぷり含まれています。
ここでは、その大葉の持つ様々なパワーをポイント別にご紹介します。
たっぷりのβ‐カロテンが
免疫力を高め、老化防止!
野菜の中でもトップクラスの含有量を誇るβ‐カロテンは、
免疫力を高め、ガンや動脈硬化を引き起こす活性酸素から
身体を守る抗酸化作用があります。
豊富な鉄分とビタミンCは
貧血予防にぴったり。
鉄分不足で起こる貧血。大葉は鉄分を多く含んでいるので、
貧血予防に適した食材と言えます。
また、鉄の吸収を助けるビタミンCも多く含んでいます。
大葉に含まれるカリウムが
水分代謝をコントロール。
ミネラルの一種、カリウムを多く含む大葉。
カリウムには体内で増えすぎたナトリウムを尿として排出させる働きがあるので
水分代謝をコントロールできます。
清々しい香りで食欲増進、
胃腸の働きが活発に!
大葉の爽やかな香りは「ペリルアルデヒド」という成分。
ぺリルアルデヒドは胃液の分泌を促し、食欲を増進させ、
胃腸の働きを活発にしてくれます。
ロズマリン酸がアレルギー症状を
起こしにくくする。
大葉に含まれるロズマリン酸はポリフェノールの一種。
高い高酸化力で活性酸素の発生を抑え、
アレルギー症状などを起こしにくくするとされています。
刺身のつまに使われるのは
殺菌・抗菌作用があるから。
大葉の香り成分のペリルアルデヒドは強い防腐作用、抗菌作用を含んでいます。
刺身のつまや薬味に使われるのも、
この効果を期待してのことです。
肌の老化防止や美白が
期待できる栄養素がたっぷり。
大葉に含まれるβ‐カロテンは肌が酸化して老化を招くのを防いでくれます。
また豊富に含まれるカルシウムは
肌の細胞と細胞をつなぐ役割があります。
魚のすり身に練り込んだ練り物、大葉を漬け込んだ梅酒、
しらすと合わせたちりめんなど、大葉の風味や香りを活かして生産者と
地元食品メーカーが開発した様々な商品があります。